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「頑張らないこと」を頑張ってしまう

自分自身をとてもテキトーな人間だと思っている。

 

周りのマジメに頑張る人間を見て、何であんなに頑張っているのだろう、といつも心の中で思っているし、心の中で嘲笑したりもする。

 

そのくせ、アウトローにはなれず、他人の目をいつも気にして頑張っているように見せようとしている。

 

アウトローとまで行かないまでも、周りから『いつも大体な人、ある程度な人』くらいには思われたいし、そう思われるようにしているつもりが、ついついいい格好をしようとしてしまう。自分の思惑とは全く逆方向の行動をとってしまう。

 

いつもそう。心の中では、

「頑張らない。頑張らないようにするんだ。だって頑張らないほうが楽だし疲れないんだから。よし、頑張らないぞ」となっている。

 

いやいや、

頑張らないぞの''ぞ“は頑張る時の語尾だからおかしいんだって…

 

私の中の「頑張らない」の基準が私自身でももう皆目見当がつかない。

 

「頑張らないこと」を頑張らないようにしようと頑張っている。

 

大した学もないくせに気分はさながら哲学者。けれども似非哲学者なので、そこから何か思い至ったり閃いたりすることはなく、いつもそこで終わり。そんなことをいつからか毎日毎日繰り返しているような気がする。

 

かといって、たまには気が変わって、思いっきり頑張る側に全振りしようと思ったりする時もある。

けれども、ベースが頑張らない側なので、本当の頑張り方というものが分からない。だからいつもどっちつかずの中途半端。

 

だから結局、じゃあ頑張らない方でいいやと半ば諦めて頑張らないようにしている。

 

これでいいんだ。これから先もより一層頑張らないようにするぞ。

 

また、''ぞ''が出てきてしまった。