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地下鉄の匂いが好きだ。嗅ぎ鉄というものらしい。

地下鉄の匂いが好きだ。それはいつからなのか定かではない。しかし嗅ぐととても落ち着く。

 

あの匂い。電車の車輪とレールの潤滑油が摩擦によって発する匂い。

それと相まって、トンネルの換気も匂いの発生に影響しているらしい。どうやら地上に比べて換気できる量が少ないため、匂いがこもりやすくなっているのだとか。あまり小難しい事は分からないが何となく感覚的に想像はつく。

 

世の中広いんだから、私以外にも地下鉄の匂いが好きな変態(良い意味で)はそこそこいるはずだ。興味本位で少し調べてみると、大山顕さんという人が「嗅ぎ鉄」という造語を生み出して記事を書いていた。

 

これがその記事。

 

「嗅ぎ鉄」東京メトロ

http://portal.nifty.com/kiji-smp/160715196988_1.htm

 

読んでみると、中々面白い。あくまで大山さん個人の感覚的な考察が書かれていて、科学的なものではないのがとても良い。

ちなみに、大山顕さんは無類の団地好きでもあり、私は以前テレビで彼を見かけていた。その時は、団地好きのただの変態(良い意味で)というだけの認識だったので今回「嗅ぎ鉄」だと知って何だか親近感が湧いた。

 

そしてTwitter上では、「#嗅ぎ鉄」なんていうハッシュタグもあるくらいで、同志がこれだけいることにも少し嬉しくなった。

 

では、何故地下鉄の匂いは落ち着くのか。Twitter上の呟きを見てみても、どれも感覚的な「いい匂い」であるという呟きばかりで、特に理由は分からなかった。

 

私個人について考えてみても、何故落ち着くのか、思い当たる理由がない。あくまで個人個人の無意識の中の問題なのだろうか。

 

そこで推測してみると、私の中で「地下鉄」と「旅行」がその無意識下で結びついていているのかもしれない。

 

「地下鉄」=「旅行」、

「旅行」=「楽しい」、

「地下鉄」=「旅行」=「楽しい」

よって、

「地下鉄」=「楽しい」(=「落ち着く」)(?)

 

論理的思考が苦手なのでこれがどうなのかはよく分からないが、こういうことが関わっているのかもしれない(適当)。

まとめると感覚的なものってこと(諦念)。

 

理由についてはそんな感じで、次に、匂いの種類について考えてみる。

一括りに地下鉄とは言っても、路線によって匂いが若干違うから面白い。

おそらく路線によってトンネル換気の方式が違ったり、路線毎の利用人数が違ったりも関係しているのだろう。

 

ちなみに、私は銀座線の匂いが好きで、特に上野駅のホームが一番好きだ。

 

人によっては嫌いかもしれないが、私は地下鉄本来の匂い(電車の車輪とレールの潤滑油が摩擦によって発する匂い)に加えて、人の汗や服の柔軟剤、香水等いろいろなものが混ざった匂いが好きだ。

 

こんな書き方をすると私が一番の変態のようになってしまうが、好きなんだから仕方がない。変態で結構だ(半ギレ)。

 

ちなみについでで言うと、二番目に好きなのは東西線、三番目が日比谷線だ。順位に根拠なんて無い。強いて言えば、匂いが強い順だ。

あくまで私個人の感覚で。

 

あとは、一応付け足しておくと、女優の高梨臨さんも地下鉄の匂いが好きなようだ。10年も前に語っている。国会議事堂前駅が好きなんだそうだ。

 

鉄道マニア萌え~!マニアックな高梨臨「千代田線の国会議事堂前駅のニオイが好き」発言

https://www.cinematoday.jp/news/N0015103

 

あとは、同じく女優の松井玲奈さんも自身が嗅ぎ鉄だとテレビ番組で発言している。

 

 

綺麗な女優さんだってこんな変態性(良い意味で)を持ち合わせているのだから、世の中は変態(良い意味で)ばかりなのだ。

 

こんな風に、何故か分からないけれど好きな匂いは人それぞれ持っているはずだ。

 

そして、私が上野駅が好きで、高梨臨さんが国会議事堂前駅が好きなように、同じ括りのものでもそこから細分化されて、個人個人で好みが微妙に違ってくる。

 

私は、今回の地下鉄の匂いに限らず、ガソリンや灯油の匂いも好きだし、乾ききっていないペンキの匂いだって好きだ。

 

感覚的に好きなものがあると外出なんかも、より楽しくなってくる気がする。

 

普段の生活に潤いが出てくる。

………

とまで言ってしまうと過言だが、ちょっとだけ楽しくなる。

 

感覚的に。